こんにちは🤗

今日は先月1歳を迎えたKちゃんのお話しです。
少し長くなりますが読んでみて下さいね。

 

👶🏼Kちゃんは予定日より約2ヵ月ほど早く体重約1150gで生まれました。

 

先に退院したママは、まだ分泌が少ない母乳を懸命に搾乳して遠方の病院まで届ける毎日でしたが、その合間を縫うようにして相談室にも通ってくださいました。

 

相談室では搾乳のお手伝いや乳房ケアを行いながら、Kちゃんの退院後はどのように授乳を進めていくかを話し合いました。
ママは母乳で育てたいという気持ちを強くお持ちで、直母の代わりに3時間毎の搾乳を続けながらKちゃんの退院に備えることにしました。

 

しかし車で長距離移動しての面会と3時間毎の搾乳を毎日のように繰り返すことは並大抵のことではありません。
どこかで体を休める工夫が必要と考えて、体調によっては搾乳間隔を3時間よりも長く空けて、まとまった睡眠時間を確保するなどの提案をしました。
また面会も病院の協力を得て、時々自宅でのリモート面会を利用したそうです。

それから約2か月後にKちゃんは退院となりました。

 

初めて相談室に一緒に来てくれた日の体重は2,600gを超えて、出生から2.5倍近く増えていました。
クルンクルンのまんまるおめめが印象的な、とてもとても可愛らしいベビーちゃんでした💖
(付き添いのパパとおんなじ目でした!)

 

当時のKちゃんは乳頭を吸う力がまだまだ弱くて、直母を頑張りすぎると疲れて必要な量のミルクを飲みきれなくなってしまうことが考えられました。
Kちゃんにとっては体重が順調に増えることが最も重要でしたから、直母は短時間で済ませて哺乳瓶での授乳に影響がないようにしました。

そうやって哺乳瓶での授乳を主とした緩やかな直母を続けていくうちに体力がつき、次第に直母によっておっぱいを飲みとる量が増えてきたときはとても嬉しく思いました。😄😃☺

 

ただどんなに頑張っても母乳だけでKちゃんの成長を賄える量まで増えることはありませんでした。
そのおっぱいの状況をママにお伝えして、これからどうしていきたいかを何度も話し合いました。

「おっぱいを吸ってくれるうちは、混合でも母乳を続けていきたい。」
「やっぱりもうおっぱいはやめてミルクだけに切り替えようかな。」
などその日によってママの思いは変わり、揺れ動いているのがわかりました。

 

実は私はもしもママからおっぱいをやめるという決心を打ち明けられたら、その時は受け入れるつもりでいました。
もう解放されてもいいのではないか、何か月も一生懸命頑張ってきたことを労ってもいいのではないかと考えていたのです。
ところがママはなかなかおっぱいをやめるとは言いませんでした。
「やめる」という決心は、そう簡単にはつかないようでした。

 

このような時に私は、決断を急がずお母様の気持ちが定まるまで待ち、寄り添い続けることにしています。
やめたいと思ってやめた母乳でも、後になって後悔するお母さまに幾度となく出会ってきたので、お母様が考えている間はじっと見守ります。
そしてお母さま自身で考え抜いて決めたことには、「やめる」「やめない」どちらであろうと全力で応援します。

6か月を迎えた頃のこと、
「これからは時間にこだわらず欲しがる時だけおっぱいをあげて、出なくなったら完全ミルクに切り替える」とママから気持ちを打ち明けられました。
もちろん私は了承しました。
ですが・・・

 

・・・母乳分泌は少ないながらも思いのほか衰えず、結局はなんとなんと11ヶ月まで母乳育児は続いたのです!!
哺乳瓶でのミルク、時々おっぱい、そして離乳食を開始してよく食べるようになった頃、Kちゃんは自然とおっぱいから離れていったそうです。

 

 

 

先月1歳のお誕生日を迎えて、うれしいことにママとKちゃんが相談室に会いに来てくださいました。
その時の写真を紹介します。


今まさにぐぐぐ~っとゆっくりと、力強く、ひとりで床から立ち上がっている瞬間です。
しっかりカメラ目線ですね!

 

こちらはママと一緒の写真です。

ささやかですが1年間頑張った証として卒乳の証書を贈らせていただきました。
母乳育児中も笑顔を絶やさないママでしたが、より一層晴れやかな笑顔です☺

おめでとうございます!!!

 

 

《ママへのミニインタビュー》

Q2 何度もやめようかと思いながらも11か月まで母乳を続けたのはどうして?
 A 小さく生まれたKちゃんに、できるだけのことをしてあげたかった。

 

Q1 おっぱいをやめたときの気持ちは?
 A 寂しいというよりやり切ったという達成感!

 

Kちゃんのママは母乳分泌が少なかったため混合栄養となりましたが、これも立派な母乳育児です。
どんなに完母を目指したくても、様々な事情でできないこともあるのです。
それでも少しでも母乳を・・・という思いで頑張る姿をずっと見てきたので、ママのやり切った!達成感!という言葉を聞いて本当にうれしかったです。

 

健やかなご成長を相談室から願っています。

 

 

*このブログはご本人の承諾を得ております。

 

おがわ😊